平家琵琶紀行・大和国奈良篇

　平家琵琶紀行では､平家物語ゆかりの地の写真などを掲載し､琵琶を聞くときの助けになればと思います｡
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荒尾の目…南都｡かつては南都北嶺といわれ､強訴で都を苦しめた｡中心は藤原氏の氏寺興福寺と東大寺であった｡平家は最後まで､和平を望むが南都は強硬な姿勢をとった｡清盛は息子の重衡を鎮圧に派遣する｡平重衡軍は折からの寒さから暖をとるために火を焚いたところ､強風にあおられて､大仏殿に燃え移り､大仏殿に逃げ込んでいた多くの人々も死ぬことになった｡このときの所業によって､清盛は無間地獄に､重衡は生捕後､僧兵によって殺されることとなるが､平家は焼き討ちにしようとしていたわけではなかったことは､知っておいてほしい｡平家一門は心優しい人々が多いことを忘れないでほしい｡平曲では南都炎上で出てくる｡	南都興福寺
	南都東大寺